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上越線〜只見線沿線を巡る旅 202210 魚沼編2

鉄道開業150年記念JR東日本パスの旅。上越線〜只見線沿線を巡る鉄道とバスの旅の記録。

2日目 魚沼編その2

 重要文化財 目黒邸

どの辺りからどの辺りと聞かれると詳しいことはわからないのですが、只見線沿線のこの辺りには目黒姓がとても多い。

こちらの目黒さんは、元々武士で、1590年(安土・ 桃山時代)に農民になった豪農、この目黒邸は、江戸後期1797年の建築なのだそうです。

 重要文化財 目黒邸 入り口はこちら

来る時の看板にもあったけど、建物には守門の文字が。積雪量ランキング上位でよく見る地名はこの辺りのよう。

 只見線ARスタンプラリーのノボリ

この度のあちこちで只見線ARスタンプラリーのノボリを見ました。

確かに、やっているのは知っていたのに、事前にきちんと調べる余裕がなく、こればかりは参加すべきだったと今更ながらに後悔。

 重要文化財 目黒邸 入場券売り場

館内写真はOKだけど、SNSはわからないと言われたので(お手伝いスタッフさんなのかな?)、念の為、建物外観と、入場券売り場に貼ってあった新聞記事などの写真でお送りします。

只見線 小出-大白川間 開通80周年記念のチラシでは、全線運転再開記念イベントのお知らせ。どちらもめでたい。

既に記念スタンプが押されている紙がありました。スタンプをご希望の方は、受付にお申し出くださいと書いてあります。

 ここにも火焔(かえん)型土器

これは、長岡の通りでもモニュメントを見た火焔土器ですね。勿論、マンホールにもデザインされています。

長岡の通りのモニュメントの様子をお伝えしたブログはこちら

上越線〜只見線沿線を巡る旅 202210 燕三条編1&北三条編1

 重要文化財 目黒邸 周辺マップ

目黒邸周辺にはいくつか関連施設があって、奥只見レクリエーション都市公園である須原公園内に、有料で鑑賞できる施設が点在している感じです。

目黒邸から少し公園内を歩いた先にある、目黒邸資料館を見る時間はなかったのだけど、須原公園内を歩きながら各施設を回ると完璧かも。次回は是非そうしたいところ。

今回は、①目黒邸と②民俗文化財館へ。

 守門村 民俗文化財館

入場券売り場2階の守門村 民俗文化財館もかなり良いです。

特に目を引いたのが、消防団関係の展示と、養蚕関連の展示、茅葺の屋根の詳細説明。

消防関係では、半纏やまとい、手回しサイレン、半鐘のついた火の見櫓、腕用ポンプなどがあり、防火水槽とポンプはソリみたいなのに乗っていました。あれで移動して現場に向かうのかな🤔

養蚕の方は、機織り器や、手で糸を巻きつける糸くり機のようなものは、今までも見たことがありましたが、蚕の重みで回転する回転まぶし や、かごわらだ といった、蚕の飼育に使われる道具や、昔の脱穀機を伸ばしたような道具もありました。

調べたら、毛羽取機(けばとりき)というもののようです。

目黒邸の茅葺きに関しては、結構詳しく載っていたサイトがあったのでリンクしておきます。

民俗文化財館の入り口付近のポスター

 重要文化財 目黒邸

目黒邸の茅葺き屋根は、その形からも厚みからも、荘厳な感じを醸し出していて、素朴な田舎感はまるでなし👀

俗っぽい言い方をすると、とても金持ちな雰囲気で、お屋敷に入る時に下から見上げた瞬間、圧倒されて思わず驚きの声が出た😅

お城とかにある形で、千鳥破風というようです。これは本当に間近で見て欲しいです。一見の価値ありです。

側面の方にブルーシートが掛かっていたのですが、茅の差し替えが丁度終わったところだと言われていたので、この部分かな。

差し茅工事というらしいですが、数年かけて行われるのだそう。正面は昨年差し替えたらしいので、丁度新しい立派な”茅”構えが見られたということですね。

施工者は株式会社越乃かやぶき。茅葺き専門の会社があるのですね。

 須原公園

目黒邸の裏手に広がる須原公園。公園を進んでいくと、先ほどの地図の、③目黒邸資料館へ行けるようです。

この辺りは近くの道からも入って来られるフリーのエリアのよう。

この公園周辺だけで1日たっぷり過ごせるね。

 重要文化財 目黒邸 大正時代に設置された配電盤

こちらは、入場券売り場に貼ってあった記事から。

目黒邸には、雪深い魚沼で大正期に電気が灯っていた証となる、大正時代に設置された配電盤があって、これがまた見もの! 👀 

目黒邸内で見られます。見逃さないで!

 郷土の発展を進めた目黒家

長岡の油田開発やそれに伴う水力発電所の建設など、エネルギー王国新潟の片鱗がここにも。

目黒家は、東北電力の前身の会社の株主だったり、只見線期成同盟の会長を務めたりと、郷土の発展を進めた側の人々なのだそう。

只見線沿線の電力開発の歴史を伝える施設と併せて体験すると、より楽しめるのではないかと思います。

もっと時間をかけて見学したかったのですが、この後、越後須原下車の旅の2つ目の目的地を訪問して、只見線に乗車、会津中原駅下車 – みお里/道の駅 – 温泉 – 只見線乗車 – 会津若松駅下車という、タイトなスケジュールが待っているので、後ろ髪を引かれる思いで、目黒邸を後にしました。

今度また来た時は、是非、①目黒邸と②民俗文化財館③目黒邸資料館 共通券でじっくり回りたいです。

次回、そば処 よしみや へ向かいます。


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