Mt. gamo <Ceremony for the Start of the Climbing Season>
今回のイラストは例年6月の第1日曜日に行われている、蒲生岳の山開きの開山式の様子です。
蒲生岳の山開きは、その蒲生地区の方々の主催によるものです。
この記事を書いている2019年の山開きは6月2日(日)、只見町役場の只見四名山の山開きの情報によると、蒲生集会施設「雪の里」で午前6時30分〜7時頃から行われるようです。
開山式では、神主さんによる清めの祝詞(のりと)が奏上されます。
また、毎年冬を迎える前や山開き前などに登山道の整備を行われている蒲生地区の区長さんの挨拶などがあり、最後に参加者はお神酒をいただきます。
イラストでは、少し離れた右端の2人がお神酒を手にしていて、式の一連の流れを一枚のイラストで表現しています。
只見町では現在、只見四名山山開きとして、要害山(5月第2日曜日)、蒲生岳、会津朝日岳(6月第2日曜日)、浅草岳(6月第4日曜日)の4つの山開きが行われています。
蒲生岳は只見町の蒲生地区に位置し、会津のマッターホルンとも言われる岩場が続くユニークな山です。
標高828m、総歩行時間は3時間程と、登山としては比較的小ぶりですが、ロープやチェーンを使って急な斜面や岩場を進んだり、360度を一望できる頂上や、鼻毛通し岩などの見所もあって、その高さに勝る蒲生岳の様々な表情や、そこに挑む達成感が魅力で、都心部からも多くの方が登山に訪れています。
山開きの日は、登山ルートでの混雑を避ける為、参加者はみな同じルートを進みます。
参加者には、記念登山バッジ(数量を超えた場合はポストカードなど)が配られ、下山後には甘酒が振る舞われるのでホッとできます。
(2019年5月)
蒲生岳かたくり公園のイラストも合わせてお楽しみください。