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OBS&YouTube音楽配信 7/14@夏フェス 第3回目:オープンマイクからイベント仕様へ

第3回目 YouTube音楽配信 7/14@夏フェス

配信趣旨

・オープンマイク配信で得たノウハウを活かして、夏フェスイベント仕様に仕立てる
・CMを流している間、視聴者が夏フェスの進行状況を把握できるようにする
 ー 配信NGの方が演奏中のため、代わりにCMを流していることが分かるようにする
 ー タイムテーブルを用いて進行状況をリアルタイムに更新する

配信機材

前回 6/30のオープンマイクの様子はこちら

OBS&YouTube音楽配信 6/30@オープンマイク 第2回目その1:公開配信 

CMの準備

オープンマイクの仕様をもとに、配信の画面構成、ロゴ、エンドロール等々を改良。

ロゴ

・ロゴをフェス用に変更

ロゴをフェス用に変更

CMのレイアウト

以下より、案3:(「フライヤー入り」+「当日のタイムテーブル」)で進めることに。

案1:「L字」既存のオープンマイクとほぼ一緒。左上のロゴが夏フェス仕様。

CMレイアウト案1

案2「フライヤー入り」:個別イベントのフライヤーを利用

場転換で使う「休憩・中断中」と、ライブ終了後の「演目終了」の画面も、開演前(放送前)の画面案を流用。

通常のライブ配信ロゴのままでも(イベント仕様のロゴにしなくても)、個別イベントだと分かる。

CMレイアウト案2フライヤー

タイムテーブル

案3「フライヤー入り」+「当日のタイムテーブル」

「■本日のライブ配信」部分について、フライヤーを固定で載せる案2に加えて、フライヤーと当日のタイムステーブルを交互に表示。配信NGの場合や、次に誰が演奏するのかを分かる形にした。

Googleスライドを利用しているので、当日本番中に多少の変更があっても、その場で内容の編集が可能。

CMレイアウト案3

CMレイアウト案3タイムテーブル

エンドロール

夏フェスのちらしを参考に情報をアップデート。

イベントは、前座(飛び入り参加)と、出演者の決まっているブッキングライブが、第1部、第2部それぞれに組み込まれる編成。当日の出演者・時間変更の可能性を考慮し、従来通り、編集可能なGoogleスライドを使用。

事前に分かっている演者だけ準備しておき、飛び入り参加枠などの未定部分も、当日の編集で対応。

構成

基本的な形式(BGM、構成)

(1) タイトル&副題
(2~4) 「-出演者-」:ライブの部(2ページ)、飛び入り参加の部(1ページ)
(5) 最後のページ

エンドロールの最後のページ

進行状況をリアルタイムに更新する

タイムステーブルについて

目的

・配信NGの演者が演奏中のため、その間はCMを流していることを視聴者に知ってもらえるようにする。
・お目当ての演者の出番を視聴者が把握できるようにする。

今までのオープンマイクの時は、配信NGの時間は繰り返しCMを流していて、視聴者には、いつ配信が再開されるかが不明だった。今回のフェスでは、大体のスケジュールは決まっているものの、間にオープンマイクを挟むこともあり、スケジュール通りに進むとは限らないという状況を考慮する。

構成案・レイアウト

CM内の「■本日のライブ配信」部分に表示されるようにする。

CMのレイアウト

読み込まれる側@Googleスライド

こちら、演奏の合間に流すGoogleスライド上のタイムテーブル。
羽根さん家のイメージキャラクターの青い鳥さんが2羽、アニメGIFで羽ばたきながら、次の出演者を教えてくれています。

作業ステップ
1 出演者がステージで演奏しているタイミングで、手動で、青い鳥さんを次の出演者のところへ移動しておく。
2 ステージでの演奏が終わり、転換の際にCMを流すと、スケジュールが流れ、青い鳥さんが次の出演者を教えてくれる。

なんとも、芸が細かい。

Googleスライド上のタイムテーブル

読み込む側@OBS

リロード(再読み込み)用の機能的なソース

「Web:本日のライブ配信(スライド)」

Web上での更新作業(次の演者を示す青い鳥さんを移動して、タイムスケジュールを再読み込み)が終わった後に、OBS側でリロードするためのソース。

放送中(演奏本番中)に再読み込みすることになるので、視覚的に分かりやすいように、色分けをしている。リロードに使用するだけなので、意図せず触れることがないよう、ロックして目を閉じている状態です。

こちらも芸が細かい。

リロード(ソース画面)

リロード(再読み込み)の仕方

「Web:本日のライブ配信(スライド)」を配置しているシーンを1つ選んで、「再読み込み」ボタンを押す。

(1つのオブジェクト(参照コピー)なので、該当のソースが配置してあるシーンであればどのシーンでもよい。)

リロードの仕方

リロード(再読み込み)用ソースの配置場所

演奏本番中に、タイムスケジュールを編集してリロードするので、万が一、誤って目👁を押したために、表示されてしまうことを防ぐ対策。リロード(再読み込み)用のソースは、配信画面には表示されないような位置に配置してあります。

これで、本番中も画面を気にせずリロードできます。写真のように、ロックを解除すると、どこにソースがあるかを教えてくれるようです。

2重3重のリスク対策。何から何まで賢い。

ソースの配置場所

出力先の様子

場転換中や、配信NGの際に現れる動画。(写真はカメラ切り替え用のタブレット上の9画面)

出力先のタブレット画面

演者の情報(今回は使用なし)

演奏中のアーティストの情報などを流すことができる帯(宣伝やメモ等の枠)を追加。

使用する場合は、当日や本番時に書き換える可能性があるため、見つけやすいように緑に色分けがされている。

演者の情報(画面)

全部のカメラに、参照コピーで帯(宣伝やメモ等の枠)を配置しているので、どのカメラ画面上で書き換えても、他のカメラ上のアーティスト情報も追従して変わる。

演者の情報(仕様の説明)

また、休憩中のメッセージもテンプレで入っていて、機材の故障などのトラブル時にも対応できるようにしている。今後、オープンマイクで必要な場合にも対応できる。

OBSの準備

シーンコレクション

フェス用の仕様でシーンコレクションを作成。

シーンコレクション

ストリームキー&プロファイル

ストリームキー&プロファイルは、テスト用と本番用を別に設定。

当日は先ず、テスト配信(限定公開)で音響担当に音を確認してもらい、問題がなければ、OBSで本番用(公開)のプロファイルに切り替えて、設定した「スケジュール配信」で配信を始めます。

以前までの配信では、本番用のプロファイルは設定していたものの、テスト配信用を作成していなかった(テストはしていたけど、ストリームキーは固定していなかった)ので、改めてテスト配信用のストリームキーとプロファイルを作成。

本番用のプロファイルを複製して、テスト配信用のプロファイルを作成。

プロファイル

ストリームキー

スケジュール配信設定

毎回同じストリームキーで「スケジュール配信」を設定するので、本番用のプロファイルではストリームキーの変更作業はなし。

スケジュール配信設定

(青:運用、赤:ソフトウェア、緑:ハードウェア、オレンジ:通信)

ハードウェアについて

追加機材(Googleスライド編集用PC)

タイムテーブルをリアルタイムで書き換える作業用に、新しいPCを1台追加。

・今までの1台(左):配信用のメインPC。配信&接続したタブレットでカメラの切り替え。
・追加の1台(右):リアルタイムの画面編集PC。タイムテーブルやエンドロール(Googleスライド)の編集用。

Googleスライド編集用PC(写真奥)

補足:今まで別途持参していた予備PCは、以下の理由から今回持参なし。

・現在メインで使用しているノートPCで問題が発生していない
・予備PC(ミニPC)は小型だが、都度の持ち運びに不安

複数機器への電源供給

USBのポート違いなどにより、駆使した結果。

PCやタブレット、ディスプレイを含め、まだ最終的な使用機材が決まっていない段階ですが、今後は、お店の運用に沿った最適なハードウェア構成になっていく予定です。

複数機器への電源供給

カメラスタンド

回すネジがこの裏にあります、という自分メモ。

カメラスタンド

OBS備忘録

ソースの参照コピー@OBS

この記事上では、2か所で言及している参照コピーについて。

・「Web:本日のライブ配信(スライド)」
・(今回は使用していない)アーティスト情報を流す「メッセージ枠」

ソースを参照コピー(同じ名でコピー)して各シーンに配置した場合、シーンを跨いでも同じソース扱いになっている。例えば、「メッセージ枠」は全部のカメラに参照で配置しているので、修正があった際には、どのカメラ画面上でメッセージを書き換えても、その他のカメラ上のメッセージも追随して変わる。

配置場所はシーンごとに変えることができるが、文字やフォントの大きさ、色、内容は参照される。

ソースの参照コピー

デフォルトのコピーが参照になっていて、右クリックで複製も選べます。複製をすると、元のソースとは独立したコピーが作成され、以後の変更内容は複製されたソースのみに適用され、他のソースには反映されません。

ソースの複製コピー

エンドロールの背景にカメラ映像を配置

エンドロールの背景を、現地のカメラ映像に変更。

1. エンドロールを配置しているシーンをタブレットで選択
2. Web版エンドロールの、Web画面と音のソースをオン(👁)

なお、エンドロールが流れている間も、タブレットで背景のカメラ映像を切り替えることができる。

エンドロールの背景(タブレット)

エンドロールの背景(OBS)

エンドロールの背景変更に伴い、後方カメラを選ぶ場合を考慮して、ぼかしを追加。

エンドロールの背景(ぼかし)


YouTube音楽配信 7/14アーカイブ動画

HappyWing ~羽根さん家~ 2024.7.14 夏フェス ライブ配信

チャプター付け(概要欄の更新)のアフターケアもされております。どうぞお楽しみください。

『HappyWing~羽根さん家~』 東武スカイツリーライン越谷駅にあるライブカフェ&レンタルスペース

ご視聴ありがとうございました!


スタッフ(7/14)

総合:    宮田 智美

音響:    玉木 和志(@SeablueFactory

配信:

 企画:   Aki(@ChaAndShiro

 技術・制作:まち(@machikun

 撮影:   Aki、まち

 撮影地:  Happy Wing -羽根さん家-


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