Front and back book jacket Illustrations for “A Natural History of Trees in Riparian Forests” by Hitoshi SAKIO
Webギャラリーでのイラストの内容の解説に加えて、ブログの「もう一つのイラスト解説」では、実際のイラスト制作にあたっての出来事を綴っていきます。各イラストの内容の詳細につきましてはWebギャラリーをご参照ください。
もう一つのイラスト解説シリーズ No6
「水辺の樹木誌」崎尾均[著] カバー装画(表裏)イラスト(2017年)
「水辺の樹木誌」崎尾均[著] カバー装画(表裏)イラスト(2017年)
新潟大学農学部教授 崎尾均先生は、本著書の出版及び関わる研究活動により
2019年 日本森林学会賞および・第12回 日本生態学会大島賞を受賞されました。
[カバー装画]
表 秩父大山沢畦畔林
裏 只見伊南川ユビソヤナギ林
最後にイラスト制作中の出来事や、出版祝賀会での体験を少々残して「水辺の樹木誌」もう一つのイラスト解説を締めくくりたいと思います。
イラスト制作の間に、東京で打ち合わせをする機会があったのですが、その日はちょうど都営三田線三田駅構内での只見イラスト/写真展示「只見の春」の期間で、幸運にも場所や時間など、打ち合わせに都合が良い条件が重なり、崎尾先生に三田でのイラスト展示をご覧いただくことができました。
今年も7/16-31に只見線をテーマに三田展示を行いますが、水辺林やユビソヤナギなどのイラストも今後制作して展示を行っていきたいと思っています。
2017年の4月に三田駅で「只見の春」展示を行っていた時期のお話をもう一つ。
東京の代々木で行われていた Earth Day Tokyo のイベントで、只見ユネスコエコパークのブースが出店されていたので顔を出してきました。
ユネスコエコパークとしての町の取り組みなどが紹介されていて、多くの方がブースを熱心にご覧になったり、只見の産品を購入されていました。
過去にイラストを手がけた只見町ブナセンターのポスターもブース内の展示にご利用いただいていました。
この日は、かつて只見を訪れてくれたことのある友人や、都心にお住まいの只見出身の方にもイラストを見に来ていただいて、三田駅のギャラリーコーナでお会いすることができ、東京で只見づくしの日となりました。
2017年のこの年は、三田駅での展示にとどまらず、7/1〜30の間は只見町にある宿泊施設、湯ら里のロビーでも只見イラスト/写真展示を行いました。その準備の間にこのイラストが完成したこともあり、展示会場の制作者紹介パネルの略歴に、2017年の最新情報として「水辺の樹木誌」のカバーイラストを加えることができました。
また、その湯ら里で2017年10月に行われた「水辺の樹木誌」の出版祝賀会にも参加させていただくことができました。崎尾先生はご研究に関わる様々な興味深いエピソードに加え、ケーナの演奏も披露されました。ケーナは海外を含め、どこに行かれる時でもお持ちだそうです。
なんと、実は私も普段吹いているブルースハーモニカを演奏するという機会をいただき、貴重な体験となりました。
もう一つのイラスト解説 シリーズ No6
「水辺の樹木誌」崎尾均[著] カバー装画(表裏)イラスト その1
「水辺の樹木誌」崎尾均[著] カバー装画(表裏)イラスト その2
「水辺の樹木誌」崎尾均[著] カバー装画(表裏)イラスト その3